ペンレステープは水いぼに効果ある?正しい貼り方と治療の実態!

ある日、子供の皮膚にポツポツと発見!

「わ~!水いぼだ~!」

「わ~!うつされたっ!」

「わ~!病院どうしよう~!」

「わ~!連れて行きたくな~い!」

そして・・・

「大人しく治療させてくれるかな・・・?」

・・・水いぼを発見した時のお母さんの心理は、大体こんな感じでしょうか?(笑)

子供の水いぼは、伝染性であるために接触感染をしますが、免疫がつくと自然治癒する皮膚疾患です。

不必要な肌の接触を避けることで感染を防ぐことは十分可能なため、「取っても取らなくてもどちらでもよい!」と考えるお医者さんは多いものです。

それなのに・・・、

「取る」という選択をしなければいけないのはなぜか?

それは、水いぼを放置すると、患者さん側に「日常生活に不都合が生じる場合」が出てくるからです。

この「日常生活に不都合が生じる場合」というのは・・・、「プールに入れない」ということではないでしょうか?

そこで、取るために医療機関を受診することになるのですが・・・

治療にするにあたって、避けて通れない悩みが勃発します。

%e5%9b%9b%e3%82%b3%e3%83%9e2作/絵:管理人こまち(´v`)♪

それは・・・「水いぼ治療は痛い!」ということ。

一般的には「ピンセットでつまんで取る」という処置になるのですが、普通にやると普通に痛いです。

痛みなく水いぼを取るにはどうしたらいいんだろう?」と考えたお母さんは、

いろいろ調べた結果・・・「ペンレステープ」という言葉にたどり着くはずです!

ペンレステープという名前の麻酔テープなのですが、「貼れば痛みなく水いぼ治療ができる」という魔法のようなテープ・・・ではありません。(泣)

「その治療をしてくれる病院に行けば大丈夫なはず!」と思うのが普通ですが・・・

でもですね・・・。

そんなにうまいこといかないのです(笑)

さあ!

この記事では、

水いぼ治療にペンレステープを使うと、本当に痛みがなく治療ができるのか?

ペンレステープの貼り方や疑問なども含め・・・一緒に考えていきましょう!

後半にも、水いぼ治療あるある4コマ漫画ありますよ!(笑)

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水いぼ治療にはどんな方法がある?

初めて水いぼ治療について調べている方のために、念のため水いぼ治療にはどんな方法があるのかをお伝えしておきますね。

  1. ピンセット摘除法
  2. スピール膏貼付
  3. 冷凍凝固法
  4. ヨクイニン内服
  5. 放置(自然治癒)

大体はこの5つに絞られるのですが・・・

ほとんどの医療機関は「1のピンセット摘除法」で治療することが多いのではないかと思います。

ですが、「取るか、取らないか」はお医者さんによって意見がわかれ、また治療法もさまざまのようです。

水イボセッシ1

水イボセッシ2

水いは、学校保健安全法では「出席停止」になっていません。

そして、日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会の統一見解でも、「ビート板やタオルの共用を避ければプールOK」と示されています。

なのに、施設側の要望で取るように促されることが多い・・・。

入っていいのに、入っちゃいけない・・・?

取るか、取らないか、病院によって違う・・・???

意味わかんないぞ~~~!!!(心の叫び)

ペンレステープについて知っておきたいこと

ピンセット摘除法は、本来は麻酔も何もなく、水いぼ専用ピンセットでピッと摘まむだけの方法です。

泣かずにやれる子もいるので…最初からペンレステープは使わず、普通に摘除する病院も少なくありません。

ですが、ペンレステープを検索してこの記事をご覧になっているお母さんは、なるべく恐怖心をなくして、なるべく早く、なるべく痛みが少なく、と思っていることでしょう。

確かに、ペンレステープを使用すれば、楽に治療はできそうな気はしますが・・・、

水いぼを取るか?取らないか?が病院によっていろんな意見があるように、

ペンレステープを使うか?使わないか?も病院によっていろんな意見に分かれます。

そこで、ペンレステープでの水いぼ治療を考えてるお母さんに、医療機関に行く前に、まずいくつか確認してもらいたいことがあります。

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「ペンレステープで水いぼ治療を行っている医療機関かどうか?」を、事前に確認する!

病院によって詳細が違ったりするので、ペンレステープを「使用しているか否か」、使用している場合は「どのような手順で使用するか」等・・・必ず事前に確認をすることをおススメします。

「院内で貼ってそのまま摘除できるのか」

「自宅で貼ってきてから摘除になるのか

ペンレステープは、処方&貼付の方法が病院によって違う場合があります。

事前に詳細を確認せずに受診すると、「今日取りたい!」という希望があったとしても、いろんな兼ね合いから「当日摘除してもらえない」こともありえます。

そうなると、通うのも2度手間になります。

ペンレステープの貼付から水いぼ摘除までの治療手順は、電話なりホームページ等で確認しておいたほうが無難です。

ペンレステープを使用する前に、その効果と副作用を理解する

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ペンレステープ・・・貼付用局所麻酔剤

本剤 1 枚(30.5×50.0mm、膏体 30mg)中 リドカイン ········18mg

白色半透明の粘着テープ剤

局所麻酔作用により、皮膚に注射針を刺すとき、水いぼを摘除するとき、レーザーを照射するとき の痛みを和らげます。

通常、静脈留置針穿刺時の疼痛緩和、伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和、皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和 に用いられます。

以上はペンレステープの添付文書に記載されている基本情報です。

分かりやすく説明すると・・・

ペンレステープは、リドカインを有効成分とする貼付用局所麻酔剤で、疼痛緩和を目的として使用します。

当たり前ですが、ペンレステープ薬剤であるため「貼れば痛みが和らぐ」というメリットだけではなく、使用するにあたって「何かしらの副作用が現れるリスクもある」というデメリットもあるのです。

薬剤である以上は、効果も含め、副作用のことをしっかり理解しておきましょう。

その肝心な副作用ですが・・・、

痒み、赤み、皮膚炎などが多くを占めていますが、発生頻度は低いけれども、まれに重篤な副作用がおこる可能性もあるということを頭に入れておかねばなりません。

ペンレステープを使用する場合は、必ず医療機関から説明を受け、ペンレステープの効果や副作用をしっかりと理解した上で治療してもらってください。

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ペンレステープの使用上の注意

念のために、使用上の注意を記しておきます。

  • ショック、アナフィラキシーを起こすことがありますので、貼付後は観察を十分に行い、異常が 認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行ってください。
  • 過量投与により中毒が発現する可能性がありますので、通常、小児には1回の摘除につき 本製剤 2枚までを約 1時間貼付してください。
  • 湿疹や発疹のある部位、損傷皮膚や粘膜には使用しないでください。(顔面については医療機関にお尋ねください)
  • 本製剤を切って使用した場合、残薬は廃棄してください。

ペンレステープの貼り方

貼付時間について

貼って効果が現れるまで個人差はあるのですが、大体1時間~2時間くらい前に貼るように医療機関から指示されると思います。

「貼って2時間後に来院してください」と支持された場合は、11時に受診予定ならその2時間前の9時に貼付することになります。

このように、受診予定時間から逆算して、貼付時間を調整するようにしましょう。(病院によって多少の誤差があります)

貼り方について

ペンレステープを院内で貼ってくれるところは、貼り方について悩むことはないかもしれません。

ですが、「自宅で貼って来院後治療する」という方法の場合・・・処方されたペンレステープを片手に「どういう風に貼ったらいいのだろう?」と心配になりますよね?

そんな場合は、こちらを参考にしてみてください。

1.ペンレステープ水いぼの大きさに合わせて小さくカットする(大体1.0㎝前後くらい)

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2.カットしたペンレステープ水いぼにひとつひとつ丁寧に貼る

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あんまり小さく切りすぎても貼りづらいし、大きく貼りすぎても余計なところまで薬剤が当たってしまうので難しいところですね。

画像を参考の上、水いぼの大きさに合わせて貼ってください。(5歳児男児、私の甥っ子です(笑)

極端に密集している水いぼなら、大きめにカットしてまとめて貼るのも致し方ないですが・・・、

ある程度離れてできている場合は、このように一つにつき小さく1枚貼るほうが、水いぼにしっかりテープが密着するので効果が上がる・・・と言われています。

汗をかくと効果が落ちるとも言われていますので、湿った状態で貼るのは避けましょう。

ペンレステープはペラペラして薄いので、取れないようにサージカルテープ(かぶれにくい医療テープ)等で、上から補強してもよいと思います。

水いぼにペンレステープは効果があるのか?

さて、このように自宅で準備万端、医療機関を受診したとして・・・本当にペンレステープの効果はあるのでしょうか?

答えは・・・微妙です(笑)

痛みの緩和・・・という点だけ取り上げると、「きちんと貼れていること」が前提で、水いぼ摘除の疼痛緩和の有効率は臨床データ上は 83.6%(51/61 例)。

なのに、なぜ微妙かというと・・・。

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このように、泣かずに暴れずに治療できるか・・・という点にだけ着目してみると、意外や意外、ペンレステープを貼っても、結局「痛い痛い」と泣いて治療する光景は、非常に多く見られるからです

  • 貼り方が悪いと、当然ですが有効率は低下します。
  • 泣いてる状態で貼ると、汗もかくため、有効率は低下します。
  • 効果がある貼付時間に個人差があることを考えると、その子にとって最も効果がある時間に摘除しなければ有効率は低下します。

ペンレステープを使えば痛みは緩和されるはず!・・・なのに、「貼り方ひとつ」で感じ方が変わってしまうように思われます。

せっかく貼るならば、しっかり貼って、有効率を高めたいところですが・・・、

有効率云々よりも、ペンレステープを使用する水いぼ治療に、このような事実がある以上、

「効果がある!」とは言い難い!

・・・ということが、お分かりいただけるかと思います。

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水いぼ治療の実態

水いぼ治療を難儀にさせている一番の原因は、「治療方法を悩む」ということかもしれません。

お医者さんは、皮膚のことを一番に考えています。

特に悪化症状が見受けられない場合は自然治癒、治療の必要性を感じた場合と患者さんの要望があった場合は摘除、という「どちらでもいい」という考え。

お母さんは、子供のことを一番に考えています。

「出来れば痛い思いをさせたくないけど、どうしたらいいかわからない」という考え。

子供は、自分のことを一番に考えています。

「プールに入りたければ我慢して取る」かもしれないし、「痛いからやりたくない」というかもしれない。

施設側は、おそらく「施設運営」「人間関係」「感染リスク」などいろいろなことを天秤にかけて考え・・・、

「取ってもらったほうがいろいろスムーズにいく」と思っていることでしょう。(笑)

このように・・・、

四者が、水いぼ治療に対しての向き合い方が違うため、思う通りに事が運ばなくなる・・・

これが、水いぼ治療の実態です!

クリニックでよく見る光景を、もう1例漫画でお見せします(笑)

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問診中に「痛い」というキーワードを大人が発していたら、大体子供は「やりたくない!」と言いますね。(笑)

子供が「やりたくない!」と思った時点で、ペンレステープの役割は半減すると思っていただいても過言ではありません。

「取るか、取らないか?」を診察室で悩めば悩むほど、子供は治療に消極的になっていくので・・・、

この4コマ漫画のように、1つ~3つくらいまでなら、スピーディーにピッと取った方がいいような気もします。

「ペンレステープあり」で治療しても泣く子はいる。

「ペンレステープなし」で治療しても泣かない子もいる。

やってることは同じなのに、子供の反応に個人差がある・・・ということは、

「泣いて痛みを訴える」=「痛みの強さ」ではないということです。

まとめ

最後に、

「痛い思いをさせたくない」と胸を痛めているお母さんへ・・・。

水いぼがあって医学的に問題がある場合(とびひ、掻き壊し、炎症、化膿など)は、塩素で悪化したり感染リスクが高まるため、プールは入らない方がいいです。

まずは、症状を抑える治療に専念しましょう。

「これくらいなら取らなくてもいいよ」とお医者さんに言われた場合は・・・、

「ほっといても治るもの」に対して、あえて「副作用もある上に効果が100%ではないペンレステープ」を使ってまで治療することは必要ないように感じます。

それでも、

子供の性格や日常生活や今現在の症状など・・・、

いろんなことを天秤にかけて、最終的にペンレステープを選択したのであれば・・・それは間違いではありません。

そのかわり、ペンレステープを使用する場合は、

お医者さんとよく相談し、正しい使い方と副作用を理解した上で治療してください!!

そして、ここからは、管理人個人の意見になりますが・・・。

治療を難儀にさせるもうひとつの原因は、

取らなくてもよいものを「取ってこいと促す施設側」にあるかと思います。

痛みに耐えながら、

泣きわめきながら、

一つ一つ水いぼを潰され、

そのあとに血が滲む・・・

「やめて」と叫びたくなる気持ちをこらえ、沈痛な面持ちで悶絶する子供を押さえつけるお母さん。

そんな治療の様子を知ってか知らずか・・・、

「取らないと入れない!」と言い張る、施設側の意図が全く理解できません!!!

お医者さんは「取らなくてもプールに入っていい!」と言っています。

人に移さない方法は、プール禁止や水いぼ摘除以外にもあります。

防水テープを使用したり、園に複数いる場合はビニールプールや泳ぐレーンをわけたり・・・。

水いぼでうちのクリニックに通う子のお母さんが、このように掛け合って、施設側が考え方を変えた・・・という実例もありますし、学会の見解に則ってきちんと運営している施設もあるのです。

施設側が水いぼ治療に対して正しい情報を認識する。

それだけで、お母さんも子供も楽になるのに・・・と、

そんな風に思う毎日です。

水いぼがあるとプールに入れない!という今の理不尽な現状を、保護者の訴えで打破してみてはいかがでしょう?

そもそも、

子供はじゃれあって遊ぶもの。

移る移らないの原因を、プールだけに固執するのも・・・いかがなものかと思いますね!

読んでいただいてありがとうございました♪

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