りんご病は大人もかかる?症状は?妊婦さんはどうやって予防する?

りんご病・・・なんともかわいらしい病名ですが、れっきとしたウイルス感染症です。

正しい病名は「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」といいます。

読んで字のごとく、人から人に伝染し、体中に紅い斑点(発疹)が出る病気です。

2015年6月、このりんご病患者が東京都内で大流行していることで、1医療機関当たりの患者数が警報レベルの基準を上回り、16年前に調査を開始して以来、都は初の「流行警報」を発令しました。

管理人の勤務先にも、ここ最近、りんご病と診断を受ける患者さんが増えつつあります。

ってことは、都内だけの話では済まないかもしれない・・・。(管理人は福岡県民)

・・・というわけで、今回は全国的に流行しつつあるりんご病について、記事をまとめてみました。

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りんご病の症状とは?

りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因でおこる感染症です。

幼児期や学童に多く、春先から初夏にかけて流行することが多いです。

感染経路は飛沫感染が主で、潜伏期間はおおよそ10日~20日くらいです。

発疹症状が出る1週間から10日間くらい前に、発熱、筋肉痛、倦怠感などの風邪に似た症状が現れることもあります。

前駆症状の後、両頬の発疹から始まり、肩から腕にかけて、太ももなど四肢に赤いまだら模様の発疹が広がってきます。

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顔の発疹

発疹は痒みを伴うことがありますが、通常は5日から7日くらいで消えていきます。

一旦、消失した発疹が、日光や運動などが原因で再び出現してくることもあるそうです。

特別、抗生剤を飲んだり抗ウイルス薬を飲んだりすることは必要なく、全体的に見ると重い病気ではないのですが・・・このりんご病の特徴でやっかいなことがひとつだけあります。

幼児は、発疹前の発熱や倦怠感などの症状が出ないことが多い(仮に出たとしてもその時点ではただの風邪と思われがち)ので、後に赤い発疹の症状が出てきた段階で「りんご病ですね」と病名がつけられる・・・ということです。

子供のことだけを考えると、「そんなにきつくないならよかったね」で済むのですが・・・発疹が出るまでの感染力がある期間中に気づかずに登園・登校をしてしまうので、このことが感染拡大の原因になってしまうのです。(発疹症状が現れた段階ではほとんど感染力がないため、学校保健法では「出席停止」の病気にはあてはまりません。)

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りんご病は大人もかかる?

りんご病は一度かかると免疫は比較的長く保たれます。

なので、通常は一度かかると2度かかることはない・・・とは言われています。

典型的でないりんご病も稀にあるので(症状が出ない不顕性感染)、「りんご病かも?」と何度も疑ってしまうことはあるようです。

りんご病の感染力自体はそんなに強いものではありません。

ですが、当然ながら免疫がなければ大人でもうつります。

学童~大人が感染した場合は、腰やひざの関節痛が見られることもあります。

ごく稀に、脳炎・脳症・心筋炎などの合併症を引き起こすこともあります。

りんご病アイキャッチ

こんな人はりんご病に要注意!

りんご病は健康な人がかかった場合は、特に何事もなく自然治癒します。

りんご病そのものに対する特効薬はないので、痒み症状が強い場合にのみ「かゆみ止めの薬」が処方されるくらいです。

ですが、以下の方はりんご病の感染には注意が必要になってきます!

免疫のない妊婦さん

妊婦さんがりんご病に感染すると、胎児に感染する場合もあります。

感染しても問題のないことも多いのですが、りんご病のウイルスは赤血球の生産を邪魔する働きがあるので、妊娠中期の胎児の赤血球が作られてる段階で感染すると、胎児が重い貧血になり、流産してしまう可能性があります。

胎児が貧血状態になると、子宮内の発育不全や胎児水腫が認められることがあります。

胎児水腫は超音波検査でわかるので、周囲で流行している場合やりんご病の方に接触した疑いのある時は、すぐに産婦人科の先生に相談しましょう。

血液の病気や基礎疾患がある人

球状赤血球症や先天性の溶血性貧血の人がりんご病にかかると、貧血が急激に悪化します。

また免疫不全状態の人がかかると重症化します。

りんご病妊婦さん

りんご病にはワクチンが存在しないので、予防接種で予防することはできません。

発疹が出ないと判断がつけられない・・・ということから、なかなか予防が難しい病気です。

妊婦さんや基礎疾患のある方は、流行時は特に注意が必要ですね。

流行っていそうな場所に出かけるときや、小さな子供と接触する時は特に気を付けましょう。

まとめ

健康な人には問題なくとも、基礎疾患のある方や妊婦さんにはかかると心配な病気のりんご病・・・。

外出する時はマスク、帰宅後は手洗い・・・という基本的な予防以外に、これといって予防らしい予防がないのが悔やまれます。

一番の予防は、りんご病の正しい知識をみんなが熟知することかもしれません。

少なくとも「りんご病の疑いがある子供を、不必要に妊婦さんと接触させる」・・・なんてことをしないようにすること。

それが病気の人や妊婦さんを守ることにもつながるのではないでしょうか?

他県で起きていることだから・・・

こっちの市は流行ってないから大丈夫!

妊娠してないしうつっても平気。

自分に関係にないと「しょせん他人事」・・・で終わらせてしまいがちですが、「都が流行警報」を発令したこの機会に、ぜひ日頃のウイルスの感染予防対策を改めてみましょう!

手洗いもうがいも、インフルエンザ時期だけしっかりやる・・・とかではないですか?

高熱が出てないから平気!と安心していませんか?

りんご病の時は、子供の軽度な風邪症状を見逃してしまいがちなので・・・万が一風邪症状が出たら入念に体調チェックをしてあげてくださいね♪

そして周りが流行ってるときは特に注意ですよ!

読んでいただいてありがとうございました。

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