引っ掻いたあとにミミズ腫れが・・・?その原因はしいたけだった!

さぁ、レジャーシーズンの到来です!

夏休み、海や山や川で「バーベキュー」などをする方も多いのではないでしょうか?

でも、暑いこの時期・・・楽しいレジャーのあとは、思わぬトラブルも目白押し!

そんな中、「強い痒み」「赤く引っ掻いたミミズ腫れのような丘疹」が皮膚に現れたら・・・

「しいたけ」が原因かもしれません!

スポンサーリンク

 しいたけ皮膚炎って何?

生しいたけや加熱不完全なしいたけを食べた数時間から数日後に、掻痒感と直線状の紅斑が出現する皮膚疾患のことです。

掻破痕に一致して発疹が出現します。

その特徴的な発疹から、皮膚科の先生なら「あれ?最近しいたけ食べました??バーベキューしたとか・・・おうちで焼いたりとか・・・」って、すぐ患者さんに問いかけます。

患者さんは「え??なんでわかるんですかっ?」って驚いたあと、先生を不思議そうに見つめますw

この発疹症状のほかには、消化器症状や神経症状は見られず熱も出ません。

しいたけが発症起因なのですが、蚊に刺された後のような膨疹は見られないので、いわゆる「じんましん」とはちょっと異なります。

しいたけ

このように、引っ掻き傷のような、線状・鞭打ち上の赤みや丘疹が出来るのが特徴です。

掻いた痕に一致して、浮腫性の紅斑が線状に配列して見られます。
これをケブネル現象(刺激によって元の皮疹がでるもの)といいます。
このような発疹を生じるのは他には抗がん剤のブレオマイシンの薬疹ぐらいですので、皮膚科のお医者さんならばまず診断は簡単です。

 しいたけ皮膚炎になる原因は?

実は原因については今ひとつ正確には判っていません。

生しいたけを食べた場合が多いので、生しいたけに含まれる成分で加熱によって破壊される成分によるものだろうといわれています。
しかし茹でたもの、調理をしたもので出たという報告もあります。

ですからバーべキューに限らず、おうちで調理した場合にも「しいたけ皮膚炎」なる可能性は大いにあります。

現在のところ、生しいたけに含まれるレンチナンという多糖類成分によるものやアガリスクにも含まれるチロシン、チロシナーゼなどが原因だろうといわれています。
しかしその機序もはっきりしません。
アレルギー説、中毒説などありますが確定していません。

ある物質に対して一旦アレルギーになれば、次回もその反応がでるのが普通ですが・・・しいたけ皮膚炎では再現性は乏しいといわれています。
すなわち一旦皮膚炎になったら次回も必ず出るとはいえないのです。
普段食べていて問題ない人も発症します。また同時に多く食べた人が何ともないことが普通です。

生しいたけを焼いて食べた例が最も多いですが、アガリスク、しいたけ戻し汁、しいたけエキス、しいたけチップ菓子での発症報告もあります。

明確な発症機序は未だ明らかではないと言えます。
なので、やはり生しいたけは注意したほうが良いようです。

スポンサーリンク

 しいたけ皮膚炎の治療法

治療は「ステロイドの外用薬」と、「抗ヒスタミン薬」の内服により、1週間から10日ほどでほとんどが治癒します。

特に痒み症状が重傷な場合は、「ステロイドの短期内服」を必要とします。
ひどい痒みから、とびひになったりしないように、症状がひどい場合はきちんと治療をしていきましょう。

 まとめ

しいたけ皮膚炎自体は、とくに生命の危険にかかわることはありません。
ですが、こういう丘疹が出た場合は注意しておかなければならないことがあります。

「発疹が出る皮膚疾患」の中には、アレルギー症状がひどくなると命にかかわることもある病気も潜んでたりします。

なので、こういう皮膚が盛り上がったような発疹が出た場合は、ネットで情報を得て安易に自己診断をしたりせずに、なるべく病院を受診したほうがいいと思います。

そして、バーベキューでもおうちでも・・・

しいたけを調理する時は、しっかり火を通すように注意してくださいね!

読んで頂いてありがとうございました^^

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加