帯状疱疹とは?ピリピリ・チクチク・皮膚を刺すような症状に注意!

みなさんは帯状疱疹という病気をご存知ですか?

聞いたことはあっても、実際どんな症状なのか・・・わからない人は意外と多いと思います。

そして、帯状疱疹という言葉を知っているがゆえに、突然発疹が出ると「帯状疱疹じゃないか」と必要以上に怖がって受診される方も多いです。

この記事では、帯状疱疹の症状をわかりやすくお伝えしたいと思います!

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帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、体の中に潜んでいるヘルペスウイルスの一種「水痘・帯状疱疹ウイルス」によっておこります。

「水痘・帯状疱疹ウイルス」という名の通り、水ぼうそう(水痘)のウイルスと帯状疱疹のウイルスは同じもので、このウイルスに初めて感染した時は「水ぼうそう」として発症します。

小さいときに水ぼうそうにかかったことがある人は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」の免疫がつきます。

ウイルスは体内の神経節に残ったままになり、水ぼうそうには一生涯2度かかることはありません。(潜伏感染)

ですが、加齢やストレス、過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが活動し始め、神経を伝わって皮膚に到達し、これが帯状疱疹として発症します。

つまり、水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があるわけです。

帯状疱疹の症状と特徴

体の左右どちらか片側だけに、まずピリピリ感やチクチク感など、針で刺すような痛みが現れます。

神経痛のような皮膚の違和感を感じて「なんだか痛いなあ・・・」と思っていると、その数日から一週間後に、痛みのあった部位に帯状にやや盛り上がった赤い斑点がプツプツと現れます。

皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症を起こしているので、皮膚症状だけで治まらず、神経に強い痛みが生じるのです。

赤い斑点はやがて、栗粒大~小豆大くらいの大きさの水ぶくれとなります。(水ぶくれは中央にくぼみが見られます。)

水ぶくれは破れたあとに爛(ただ)れた状態になり、その後かさぶたへと変わっていきます。

皮膚症状が治まっても、後遺症として帯状疱疹後の神経痛が残る場合があります。

一般的に、体の左右どちらか一方の神経に沿って現れるのが特徴で、胸から背中にかけて最も多くみられ、全体の半数以上が上半身に発症します。

ですが、顔面、首、腕、背中、足など、体全体どこにでも発症します。

帯状疱疹 その2

帯状疱疹の治療

治療は抗ヘルペスウイルス薬の内服を中心に行います。

抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑えて、急性期の皮膚症状の痛みなども和らげてくれます。

早めに服用することができれば、治るまでの期間も短縮できるし、合併症や後遺症を抑える効果も期待できます。(合併症・後遺症については次の項目で説明しています)

帯状疱の特徴的な症状が出たら(体の半身の痛みのあとの発疹、水ぶくれなど)、早期に皮膚科にかかられることをお勧めします。

抗ヘルペスウイルス薬の内服は、効果が現れるまで二日程度かかります。

服用する時は、用量用法を必ず守って、自己判断で量を増やしたり勝手にやめたりしないようにしましょう。

尚、痛みが強いときは消炎鎮痛薬が処方されたり、痛みに対して神経ブロックという治療もおこなわれることもあります。

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帯状疱疹になったら気をつけること

合併症や後遺症に気をつける

一般的な合併症として、発熱や頭痛がみられることがあります。

また、顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎などを起こすことがあります。

そのほかにも、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などを生じることもあります。(ラムゼイ・ハント症候群)

前駆症状として耳痛や肩こり、後頭部痛、舌のしびれなどが認められます。

舌や口蓋粘膜に病変が出現する場合もあるので、症状の違和感や痛みなどの変化は、お医者さんにその都度きちんと報告しながら、治療を進めていくようにしましょう。

通常、皮膚症状が治まると痛みも消えますが、その後もピリピリ・チクチクというような痛みが持続することがあります。

これを帯状疱疹後神経痛といいます。

急性期の炎症時に神経を急激に傷つけたことによっておこる後遺症です。

皮膚症状が重症だった方、夜も眠れないほど強い痛みがある方、高齢者の方などは、後遺症が残る可能性が高いので注意が必要です。

そして、皮膚症状が治まっても神経痛が続く場合は、更に専門的な治療が必要になってきます。

皮膚症状が治まったからといって安易に自己判断で治療をやめたりせずに、最後までしっかりとお医者さんに診てもらいましょう!

患部を冷やさないようにする

じんましんは冷やすと痒みが軽減しますが、帯状疱疹は逆で「冷やす」と痛みがひどくなります。

なので、患部は冷やさずに、痛みがひどいときは出来るだけ温めて血行を良くしましょう。

但し、使い捨てカイロや温湿布などを使うときは、体温やけどや湿布かぶれに注意して使用するようにしましょう。

水ぶくれは破らないようにする

水ぶくれが破れると、そこから細菌感染を起こしたり、化膿したりすることがあります。

水ぶくれが治るまでは、ガーゼで保護したり、かさぶたになっても保護剤を使用したりして、なるべく患部を触らないように気を付けましょう。

出来るだけ安静にする

帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり、免疫力が低下した時に発症します。

なので、十分な睡眠をとり、精神的、肉体的な安静を心がけることが大切です。

よくクリニックで「学校や仕事は休んだほうがいいのですか?」という質問をされるのですが、「風邪をひいている」という感じで体をいたわってあげるといいようです。

休む必要はないですが、「いつもよりも体は弱っている」と認識して、決して無理のないように生活することを心がけてください。

帯状疱疹

帯状疱疹はうつる?

水ぼうそうにかかったことのない人が、水ぼうそうの人に接触し感染した場合、当然、水ぼうそうとして発症します。

水ぼうそうにかかったことのない人が、帯状疱疹の人に接触し感染した場合、水ぼうそうにかかったことがない人は水痘・帯状疱疹ウイルスに免疫がないので、水ぼうそうとして発症します。

帯状疱疹は、以前水ぼうそうにかかったことがある人が、疲れやストレスが原因で発症する病気なので、水ぼうそうにかかったことがある人が帯状疱疹の人に接触してもそれが原因帯状疱疹になることはありません。

ちょっとややこしいですが、もし自分が過去に水ぼうそうにかかったことがあるのなら、帯状疱疹の人に接触してもうつらないということですね!

水痘・帯状疱疹ウイルスの感染経路は飛沫、空気、接触によるものです。

咳、くしゃみのほかに、水ぶくれの中にも、ウイルスが存在しています。

かさぶたになるまではガーゼ等でしっかりとガードして、マスク着用や手洗いうがいもしっかりとして、人にうつさないように心がけましょう。

水ぼうそうにかかったことがない方や乳幼児との接触は控えめにしたほうがいいと思います。(水ぼうそうを発症させる可能性があるため)

ちなみに、帯状疱疹は1回かかったらもうかからない・・と言われてはいますが、疲れやストレスや免疫力の低下が原因なので、ごくまれに数回かかる方もいらっしゃるようです。

あと、加齢も原因の一つになっていますが、水ぼうそうにかかったことがある人なら小学生でも中学生でも帯状疱疹になることもあります。

受験生はストレスや疲れをためないように気を付けましょう!

帯状疱疹 アイキャッチ

まとめ

帯状疱疹は早期に適切な治療を行うことで、症状を軽くし、合併症や後遺症のリスクを減らすことができます。

体の半身に、ピリピリした痛みが出たあと、帯状に発疹が出て水ぶくれができる・・・という症状の経緯を把握していれば、「もしかして状疱疹かな?」と予測することはできます。

ちなみに、よくわからないままかさぶたの段階まで症状が進んでしまった場合、内服はあまり意味をなさなくなります。

かさぶたの段階までいくと感染力はほとんどないからです。

インフルエンザになったときも、48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬を内服しなければ効果がないですよね。

帯状疱疹も軽ければ自己治癒可能な病気なのですが、皮膚症状がひどかったり、水ぶくれの細菌感染や痛みがひどい場合を考えると、やはりきちんと治療をしたほうがよいと思います。

帯状疱疹は、早い段階で坑ヘルペスウイルス薬の内服をすれば早期治癒できる病気なので、合併症や後遺症を残さないためにも早めに病院で診察を受けましょう。

読んでいただいてありがとうございました♪

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