コピックを使って絵を描きたいなぁ。
そう思って、いざ画材店に足を運び、初めてコピックを目の前にしたとき・・・
「わぁ!たくさんあるなぁ!どれがいいかなぁ?」
とワクワクしますよね?(^ワ^)
でも同時に、こんな風に思ったことはありませんか?
「どの色(番号)を、何本くらい買い揃えればいいのかな・・・?」
目の前にしてこう思うのですから、通販で購入するとなると「色を確かめられない分」余計にわからなくなりますよね。
欲しい色を好きなだけ大人買い出来れば、そんな心配はいらないのですが・・・
コピックは、一本単価が380円となかなか高い画材です。
初心者や予算の少ない学生さんには、簡単には買えないし揃えられない、と思います。
赤一本にしても、何色もあって、どれを買えばいいのかわからない・・・。
大人でお金に少しだけ余裕があった管理人が、最初に購入したのは「コピックチャオ36色セットA」でした。
でも、たくさん揃っていてもやはり初心者!
うまく使いこなすことができませんでした(-_-;)
中でも、管理人が一番困ったのは、
「肌が上手く塗れない!」ということ。
そこで、たくさん買えない初心者の方へ向けて・・・、
これ一本あればオールマイティー!
・・・と管理人がオススメするそんな「肌色」を、
ヘッタクソな絵を交えながら、お伝えしていきたいと思います(笑)
目次
肌色はE00番が失敗しにくい!
管理人が購入した「コピックチャオ36色セットA」に入っていた肌色はE00番とE21番。
最初は塗り方もよくわからなくて、どんな塗り方をしたかもあまり覚えてないのですが・・・
ただ「ベタ塗りしたことだけ」はハッキリと記憶しています(笑)。
初めてコピックを手にしてから、まもなく8年の月日が経ちます。
この間、少しずつではありますが、ちょっとは「人に見せられる絵」を描くことができるようになりました。
そんな管理人が、肌色はこの1本があればなんとかなる・・・と思ったのは、
そう・・・E00番です!
では、その理由を、下手くそなイラスト画像と共にお伝えしていきます(笑)
塗らない場所を作ることで、E00番を3段階にグラデーション!
まずは線画を用意します。
この記事は初心者の方が読む・・・ということを意識して、線画に使うペンは「低価格なもの」をチョイスしてみました(^^)
そこらへんの文具店やディスカウントショップで売っている、「SARASA」というゲルインクボールペンです。
水性と油性のいいとこ取りの「SARASA」は、その名の通りサラサラしていて描きやすく、しっかり乾かせば滲みが少ないです。
(ハイテックCでも可)
※一番確実なのは、「「SARASA」で描いた線画をコピーした紙」を使うことです。
ちなみに紙は、安いコピー用紙を使っています。
(コピー用紙は薄くてコピックのインクが染みこむので、下に広告などを敷いて机が汚れないように気をつけましょう♪)
そして、イラストも凝ったものではなく、あえて簡単に描いたものを用意しました!!
さぁ、塗りますよ!!
陰影を意識しながら塗る
この2本を見比べてみると・・・、E00番の方が「しっかり肌色っぽい」のがわかるかと思います。
E00番を塗った直後がこちら(^^)
塗った直後は、アルコールが染みこんだような感じで濡れたように見えます。
色はあまりついていないように見えますが、乾けばうっすら肌色が見えてきます。
光が当たる部分は何も塗らない
同じように反対側も塗っていきます。
この絵は正面向きっぽいので、真ん中に光が当たってる感じで描いています。
さて、乾くとこんな感じに(^^)
だいぶ肌色っぽいですね。
管理人はわざと白い部分(何も塗らない部分)を残します。
その理由は後ほど・・・♪
E00番を重ねて塗る
光が当たらない部分(顔の外側や耳やおでこ)をもう少しだけ塗り重ね、さらに濃い部分を作ります。
真ん中の白い部分から外側に向かって、3段階のグラデーションが出来上がりました。
本来は、0番を使って白い部分との境目をぼかした方がきれいに仕上がるのですが・・・、
初心者は、その存在すら知らない方もいるかもしれません。
0番は「カラーレスブレンダー」といって、ぼかしたり、グラデーションを作るときには欠かせない、水彩絵の具でいうならば水の役割をしてくれる便利なペンです。(ちょっとはみ出たときは0番でぼかすことにより、はみ出た部分が目立たなくなる場合もあります)
便利なペンゆえに、仮に1本持っていたとしてもすぐにインクがなくなります。
補充するためのバリオスインクは定価380円(税抜き)
予算が少ない場合は、あとで揃えてもよいペンだと思います。(管理人も後日購入しました(笑)
E00番が「薄すぎず濃すぎない」使いやすい肌色なので、0番を持っていなくてもこんな風にグラデーションをつけることはできます。
なので、ここではあえて0番は使っていません(^^)
まとめ
・・・というわけで、肌色を「E00番1本」で塗った、完成イラストがこちら(笑)
じゃ~ん!!!
ちなみに瞳と黒髪は、C3番とC5番で塗っています。
髪の毛と瞳のホワイト処理には、三菱鉛筆の「ユニボール シグノ 太字 1.0mm(UM-153 定価\150(税抜)」を使用。
イラストや漫画専用のホワイトは少し値が張る物も多いので、こちらも小学生でも買えそうなものを使ってみました(^^)
コピックは、重ねると濃くすることができるペンです。
たくさん買えない方は、ほかの色も同様、いきなり濃い色ではなく、少し薄めの番号を選ぶとよいと思います。
大は小を兼ねる・・・ではないですが、
薄いは濃いを兼ねる・・・ことができるかと(笑)
色鉛筆のように12色買う場合、いきなり濃い色ばかり揃えると、0番がないと色を薄くぼかすことはできないからです。
E21番でも同じようにやれば、グラデーションをつけることは可能ですが・・・E00番よりも濃いので、おそらく「少し色黒な人物」が出来上がると思われます。(笑)
白い部分との境目が不自然になってしまうので、やはりE00番が一番自然に塗れるのではないかな・・・と。
ただ、塗り方に関していうと・・・、
「これが正解!」というのはないと思います。
描いていくうちに、ペンにも慣れてきて・・・、必ず、自分にあった塗り方を掴んでいくことができます。
管理人も8年前は、
「これは、使いこなせるようになるのかしら・・・?」といささか不安が募りましたが・・・
8年経った今は、なんとかここまで塗れるようになり、「なんて使いやすくて便利な画材なんだろう」と、一番手軽に着色できるツールとして大変重宝しております。
ちなみにこちらのイラストも、肌の部分はE00番のみで陰影をつけました(^^)
ほっぺと唇に少しだけピンク色を足していますが、コレ、実は100均で買ったパステルだったりします(笑)
紙は、これまた100均で購入した「ミニ色紙(3枚入り)」です。(笑)
また機会があれば、別の色もメイキングを交えながらお伝えできれば・・・と思います(^^)
読んでいただいてありがとうございました♪